こんにちは、おなかのーとです。
春の京都に行ったら、どこで桜を見るべきか迷いませんか?
神社やお寺の名木、石畳の町並み、水辺に映る桜——京都には“王道”と呼ばれる桜の名所が数多くありますが、選択肢が多いからこそ悩んでしまうものです。
この記事では、実際に足を運び、写真とともに記憶に残った京都の桜名所を厳選してご紹介します。寺社仏閣の格式ある桜から、水と深く結びついた春の風景まで、京都らしい桜の魅力をまとめました。
※本記事は、今後も訪問のたびに内容を更新していく保存版ガイドです。
神社仏閣で楽しむ、王道の桜名所
上賀茂神社|御所桜と斎王桜、二つの名木が彩る春

上賀茂神社の御所桜
世界遺産・上賀茂神社の、一の鳥居近くに咲く「斎王桜」は、樹齢150年以上といわれる鮮やかな紅枝垂れ桜。その奥には、孝明天皇から下賜された白枝垂れの「御所桜」が静かに咲き誇ります。同じ境内で、趣の異なる二つの桜を楽しめるのが上賀茂神社ならではの魅力です。
下賀茂神社|世界遺産に咲く、古都の春景色

下賀茂神社
平安京遷都以前から祀られてきた、京都最古級の神社・下賀茂神社。
1994年には世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつに登録されています。
糺の森に包まれた境内に咲く桜は、歴史の重みと静けさを感じさせる春の風景です。
清水寺|昼と夜で表情を変える、京都屈指の桜景色

清水寺の桜
京都を代表する世界遺産・清水寺では、懸造り(かけづくり)と呼ばれる日本古来の伝統工法で建てられた清水の舞台を取り囲むように桜が咲き誇り、その景色はまさに圧巻です。釘を使わず、格子状に組まれた木材同士が支え合う舞台と桜の競演は、まさに京都ならではの春の風景です。

清水寺
昼間は青空と朱色の建物、夜はライトアップによって幻想的な雰囲気に包まれ、時間帯によって異なる表情を楽しめるのも、王道と呼ばれる理由のひとつです。
南禅寺|歴史と風格に包まれる桜の大本山

南禅寺
臨済宗南禅寺派の大本山・南禅寺は、重要文化財に指定されている重厚な三門(山門)と桜の組み合わせが印象的な名所。歌舞伎『楼門五三桐』の舞台としても知られ、春には境内がやわらかな桜色に染まります。

南禅寺の水路閣
境内奥にあるアーチ型のレンガ造りが美しい水路閣も見どころのひとつで、静かな水の流れと桜、歴史的建造物が調和する景色は、落ち着いた雰囲気の中で京都らしい春を感じさせてくれます。
町並みとともに味わう、王道の桜風景
祇園白川|石畳と桜が織りなす、京都らしい春の情景

祇園白川の桜
伝統的建造物群保存地区に指定される祇園白川。
石畳と白川沿いに咲く桜、巽橋からの眺めは、まるで時代をさかのぼったような美しさです。

祇園白川の桜
明るい陽射しのある時間帯も、夕暮れ時から夜にかけての雰囲気も格別です。
毘沙門堂門跡|境内を彩る、しだれ桜の静かな美しさ

毘沙門堂門跡の桜
毘沙門堂門跡は、皇族や公家が出家して寺主(門主)を務める門跡(もんぜき)寺院のひとつとして知られる、由緒あるお寺。
門前から境内にかけて咲くしだれ桜が美しく、春には参道全体がやわらかな桜色に包まれます。
観光地化されすぎていない落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと桜を楽しめるのも大きな魅力です。
山科疎水|水路と桜並木がつくる春の風景

山科疎水の桜
明治時代に整備された琵琶湖疏水は、山科エリアを流れる水路沿いに桜並木が続く名所。
春には水辺に映る桜が美しく、歩くだけで京都の近代史と自然を感じられます。
足元には、地元の方々が大切に手入れを続けてきた菜の花が咲き誇り、淡い桜色と鮮やかな黄色のコントラストが春の景色に温もりを添えてくれます。
木屋町通(高瀬川)|水辺と街灯が映す、夜も美しい桜並木

木屋町通の桜
高瀬川沿いに続く木屋町通は、京都の街中で気軽に楽しめる桜スポット。
川面に映る桜と街灯の光が重なり、夕暮れから夜にかけて表情を変えていきます。
食事や散策の途中に立ち寄れる、都会的な春の風景も魅力です。
鴨川|日常の延長で出会う、さりげない春の桜

鴨川沿いの桜
鴨川沿いに点在する桜は、華やかさよりも自然体の美しさが印象的。
等間隔に並ばない桜が、広い空と川の流れにやさしく溶け込みます。
散歩や休憩をしながら、京都の日常に寄り添う春を感じられる場所です。
水とともに受け継がれてきた、京都の桜名所
琵琶湖疏水をはじめ、京都の発展を支えてきた水の流れ。
その水辺には、今も春になると桜が咲き、静かに季節を告げてくれます。
蹴上インクライン|線路跡に続く、春だけの桜並木

蹴上インクライン
琵琶湖疏水の一部として造られた、船を運ぶための傾斜鉄道跡。
線路沿いに続く桜並木は、京都屈指の人気スポットです。
近代化の歴史と桜が重なる、少し特別な春景色が広がります。
琵琶湖疏水 蹴上乗下船場|水面に映る桜が美しい、京都の近代遺産

琵琶湖疏水 蹴上乗下船場
明治時代に琵琶湖の水を京都へ引いた琵琶湖疏水は、京都から滋賀・琵琶湖までを結ぶ水路。
春になると、疎水沿いには桜が咲き誇り、ゆったりと流れる水とともに穏やかな時間が流れます。

琵琶湖疏水
京都市内の乗り場で桜を眺めるだけでなく、船を予約して向かう山科疎水や琵琶湖疏水では、水上から楽しむ桜景色が格別。
疎水船から眺める山科疎水|水上から出会う、春の桜景色
疎水船に揺られながら進む山科疎水。
両岸からせり出すように咲く桜を、水上から見上げる贅沢なひとときです。
歩くのとはまた違う、静かに流れる春の京都を体感できます。

山科疎水
京都の近代史と、水がつないできた風景を体感しながら味わえる、特別な桜スポット。途中、地元の方々が手をかけて育てている菜の花の鮮やかな黄色も、春の景色をさらに彩ります。
滋賀県・琵琶湖疏水|水と桜が織りなす、春の水辺景色
明治時代に、琵琶湖の豊かな水を京都へ運ぶために整備された琵琶湖疏水。

琵琶湖疏水
春には、水面に映る桜や水辺の景色が美しい桜のフォトスポットです。

琵琶湖疏水
疎水沿いの遊歩道を歩いたり、予約して舟に乗れば、桜並木と穏やかに流れる水がつくる風景を間近に楽しめます。
伏見十石舟|水路と桜がつくる、伏見ならではの春風景

伏見十石舟
酒蔵の町・伏見を流れる水路を進む十石舟。春には、水路沿いに咲く桜を舟上から眺めることができ、水の都・伏見らしい穏やかな時間が流れます。

十石舟の行く水路沿いのカフェ
水路沿いには、桜と舟の風景を眺めながらひと息つけるカフェもあり、散策の合間に立ち寄る楽しみもあります。

伏見の船宿 寺田屋
坂本龍馬が襲撃された寺田屋も人気のある観光スポットで、桜と水路の景色に、幕末の歴史が静かに重なります。
のんびりとした春景色と、伏見ならではの歴史を同時に味わえる桜スポットです。
まとめ|京都の桜名所・保存版ガイド

蹴上インクライン
京都の桜は、ただ美しいだけでなく、神社仏閣の歴史や町並み、水の流れとともに受け継がれてきた風景でもあります。王道と呼ばれる名所ほど、訪れる季節や時間帯によって、まったく違う表情を見せてくれるのも京都の桜の魅力です。
本記事では、実際に訪れて心に残った場所を中心にご紹介しましたが、これからも旅の記録とともに、少しずつ名所を追加していく予定です。
春の京都を訪れる際には、行き先選びのヒントとして、ぜひ何度でも見返していただけたら嬉しいです。
おすすめの記事は、京都土産の記事です。

以前運営していたブログ「おなかのーと」でまとめた、京都以外の桜スポット記事もあります。
あわせて参考にしていただけたら嬉しいです。


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