はじめに
京都には数多くの老舗旅館があります。
その魅力を初めて教えてくれたのが、柊家でした。
「一見でも宿泊できるのだろうか。」
そんな少しの緊張を抱えながら、扉を開けて敷居をまたいだあの日の温かなお出迎え。200年以上の歴史を感じる建物、美しい日本庭園、心尽くしの京懐石、そして自然体で迎えてくださる大女将、若女将とのひととき。
そのすべてが、京都だけでなく、日本という国の美しさに気付かせてくれました。
今では何度も訪問したくなる、私にとって特別な旅館です。
柊家とは

京都 柊家
京都市中京区、寺町通に佇む柊家は、約200年の歴史を受け継ぐ京都を代表する老舗旅館です。
文豪・川端康成をはじめ、多くの文化人にも愛されてきた名旅館として知られ、京町家の趣が残る建物、美しい日本庭園、京懐石、そして心温まるおもてなしが訪れる人を魅了しています。
京都の歴史や日本文化を、宿泊を通してゆっくり味わえる特別な旅館です。
アクセス・基本情報
柊家は、京都市営地下鉄や阪急京都線の駅、鴨川にも近い、好立地です。

京都鴨川
住所
京都市中京区麩屋町姉小路上ル中白山町277
アクセス
・京都市営地下鉄「京都市役所前駅」より徒歩約5分
・阪急京都線「京都河原町駅」より徒歩約10分
駐車場
車で出向く場合、事前連絡をするといいと思います。柊家前に車を停めると、直ぐに係の方が出ていらして、荷物はお宿の中に運び、車は駐車スペースへ運んでくださいます。
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初めての京都老舗旅館で感じた不安

京都 柊家
京都を代表する老舗旅館と聞くと、どこか敷居が高い印象がありました。
「一見でも宿泊できるのだろうか。」
そんな不安は、玄関に入った瞬間、温かな笑顔のお出迎えによって安心へと変わります。格式の高さと親しみやすさが自然に共存していることに、最初の感動を覚えました。
玄関を開けた瞬間から始まる美しい世界

京都 柊家
石畳の玄関と季節の生け花
石畳の玄関には、その季節を映した生け花が静かに飾られています。
この控えめな美しさはどこよりも美しいです。
扉を開けた瞬間から、日常とは違う時間が始まります。
満月のような灯りと歴史ある建物

京都 柊家
約200年の歴史を重ねた建物は、歩くだけで心が落ち着く空間です。
天井から差し込むやわらかな灯りは、まるで満月の光のよう。昼も夜も思わず立ち止まり、眺めていたくなる美しさがあります。
玄関から続く空間は、時間がゆっくりと流れているようで、京都らしい静けさに包まれていました。
廊下を歩くだけで感じる京都の趣
磨かれた廊下、木の香り、美しい中庭。
旅館の中を歩くだけで、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。どこを切り取っても絵になる空間でした。
新館と旧館、それぞれに宿る魅力
新館が完成してからは、旧館の美しい佇まいを受け継ぐ新館にも宿泊しました。
新館

京都 柊家
新館は、広々とした空間と快適さを備えながらも、歴史ある旧館との調和が見事で。柊家ならではの静かで上質な空気はそのまま。

京都 柊家
畳4畳ほどの書斎コーナーはノマドワーカーにも最適な空間になりそうです。

京都 柊家
旧館よりゆったりと作られたお風呂の快適さも新館の魅力。

京都 柊家
旧館との調和を大切に設計されており、違和感をまったく感じませんでした。

京都 柊家
漆黒の階段は思わず見とれてしまう美しさ。
旧館

京都 柊家
旧館には、時を重ねた日本の美そのものがあります。

京都 柊家
ふすま絵や、鴨居の上に飾られた歴史ある書作品。
京都らしい情緒を楽しみたい方、初めて老舗旅館に泊まる方にもおすすめです。

京都 柊家
旧館にある予約制の家族風呂も必見。歴史を感じるステンドグラス。

京都 柊家
かわいいタイルにも癒されます。

京都 柊家
新館も旧館に共通しているところは、ふかふかのお布団での寝心地の良さ、静かな館内でぐっすりと眠ることができました。心も体もゆっくりと癒やされる、心地よい滞在でした。
京懐石で味わう日本の美意識

京都 柊家
輪島塗の丸盆が彩る京懐石

京都 柊家
柊家の京懐石といえば、朱色に金があしらわれた美しい丸盆が印象的。
歴史ある輪島塗の器は、傷んだ部分を何度も塗り直しながら、大切に受け継がれているのだそうです。
料理だけでなく、器にも歴史や美意識が宿っていることにも感動します。
本物の器に美しく盛り付けられた京懐石をいただく時間は、日常ではなかなか味わえない贅沢な体験です。
繊細なお出汁と季節を感じる京懐石

京都 柊家
一口いただくたびに感じる、お出汁のやさしく奥深い味わい。

京都 柊家
素材本来のおいしさを丁寧に引き出した料理は、一品一品が芸術作品のようでした。

京都 柊家
器や盛り付け、季節感まで含めて、柊家ならではの京懐石だと感じます。

京都 柊家
柊家でいただいた京懐石は、和食の奥深さと美しさを改めて教えてくれました。以来、京都を訪れるたびに和食を楽しみにするようになったほど、心に残る味わいです。
湯豆腐と焼き魚で始まる京都の朝

京都 柊家
朝食は、和洋どちらかを選べます。和食は、特に、美味しい焼き魚や、平野屋さんの湯豆腐がとても美味しい。
洋朝食も楽しめる柊家の朝

京都 柊家
温められたパンに、グラノラ、卵料理、ハムやソーセージ、ヨーグルトにフルーツが添えられた、盛沢山でとても美味しい朝食です。
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大女将・若女将から学んだ、本当のおもてなし

京都 柊家
柊家で忘れられないのが、大女将や若女将とのひとときです。
大女将はとても優しく気さくな方で、旅館の歴史や、文豪・川端康成が常宿として利用していた頃のお話、京都の観光情報などを、笑顔で楽しく聞かせてくださいます。
一番近くでおもてなしをしてくださる若女将は、お料理を運ぶ所作や、さりげなくお客様を気遣う姿がとても印象的でした。自然で温かな心配りに、老舗旅館ならではのおもてなしの心を感じます。
お二人の女将がお座りになる姿や立ち居振る舞い、お話しされる様子には、思わず見とれてしまうほどの気品があります。その一つひとつの所作から、長い年月をかけて受け継がれてきた文化や美意識が、自然と伝わってくるようでした。

京都 柊家
格式とは堅苦しさではなく、人を心地よく迎え、相手を思いやる気持ちは、心から生まれるものなのだと、改めて教えていただいた気がします。
文豪・川端康成も愛した柊家

京都 柊家
柊家は、文豪・川端康成をはじめ、皇室、海外からの賓客、多くの文化人に愛されてきた旅館としても知られています。
館内には長い歴史が息づき、今もなお、その時代の面影を感じられる場所が数多く残されています。
歴史や文学に思いを馳せながら過ごす時間も、柊家ならではの楽しみ方の一つです。
また訪れたいと思える理由

京都 柊家
建物、庭園、器、お料理、おもてなし。
そのすべてが特別な存在感を放っています。また訪れたいと思うのは、京都という街、日本という国の美しさを改めて感じさせてくれる、非日常の空間に惹かれるからです。
柊家は、私に京都の旅館文化の魅力を教えてくれた場所。人気のある宿なので、繁忙期や週末は予約が取りにくいですが、懐の許す限り、またお伺いしたい旅館です。
宿泊を検討している方へ

京都 柊家
京都には魅力的な旅館が数多くありますが、京都らしい歴史や文化、おもてなしをじっくり味わいたい方にはおすすめです。
大切な記念日や、自分へのご褒美旅にもふさわしい一軒だと感じています。
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まとめ
柊家は、私に京都の魅力を教えてくれた旅館です。
歴史ある建物や美しい庭園、素晴らしく美しく美味しい京懐石。
日本の伝統や文化、おもてなしの心に触れられる特別な時間が待っています。
初めて訪れたあの日に感じた感動は、何度宿泊しても色あせることはありません。
写真を見ていると…もう柊家へ行きたくなってきてしまう。
そんな魅力ある京都の旅館です。
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