ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ。
北イタリアを代表する3都市を、7泊10日でめぐる旅に行ってきました。
イタリアには数多くの世界遺産があります。今回訪れた3都市にも、世界遺産に登録された歴史的な街並みや建造物があり、美しい景色だけでなく、長い歴史や芸術に触れられるのも、この旅の大きな魅力でした。
今回は、ANAのミラノ直行便とイタリアの高速鉄道「フレッチャロッサ」を利用し、
ミラノ → ヴェネツィア → フィレンツェ → ミラノ
というルートで3都市をめぐりました。
それぞれの都市には異なる魅力があり、洗練された都会のミラノ、水の都ヴェネツィア、ルネサンスの街フィレンツェと、同じイタリアでも街の雰囲気は大きく異なります。
実際に訪れて感じた街の様子や移動、8月の暑さ、観光にかかった時間など、世界遺産をめぐりながら楽しんだ北イタリア3都市・7泊10日の旅の全体像をご紹介します。

ドゥオーモ
北イタリア3都市・7泊10日の旅程
今回の旅では、ミラノに2泊、ヴェネツィアに2泊、フィレンツェに2泊し、最後にミラノへ戻って1泊しました。
| 日程 | 行程 | 宿泊 |
|---|---|---|
| 1日目 | 羽田発(22:45) → ミラノ到着(07:10) | 機内泊 |
| 2日目 | ミラノ到着・ミラノ観光 | ミラノ |
| 3日目 | コモ湖へ日帰り・ミラノ観光 | ミラノ |
| 4日目 | ミラノ → ヴェネツィア | ヴェネツィア |
| 5日目 | ヴェネツィア観光 | ヴェネツィア |
| 6日目 | ヴェネツィア → フィレンツェ | フィレンツェ |
| 7日目 | フィレンツェ観光 | フィレンツェ |
| 8日目 | フィレンツェ → ミラノ | ミラノ |
| 9日目 | ミラノ発(11:20) → 羽田(直行便) | 機内泊 |
| 10日目 | 羽田到着(06:30) | ― |
ミラノで訪れた観光スポットや街歩き、コモ湖への日帰り旅、実際に利用した交通機関などについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▼ ミラノ編はこちら

1日目|羽田からミラノへ
ANAの羽田発ミラノ直行便を利用しました。
22時45分に羽田を出発し、約15時間のフライトで機内泊。

羽田空港
2日目|ミラノ到着・ミラノ観光
翌朝7時10分、ミラノ・マルペンサ空港に到着。空港からバスでミラノ中央駅へ。
移動時間:約1時間
駅からは宿泊するハイアット セントリック ミラン チェントラーレ へ徒歩で向かいました。
移動時間:約6分
ミラノ中央駅から徒歩圏内という立地は、今回の3都市をめぐる旅ではとても便利。ビジネスの利用が多いというこちらのホテルはセキュリティ面での安心感があり、モダンでイタリアらしい雰囲気のインテリアも素敵でした。
ホテルに荷物を預け、少し休んでから、いよいよミラノ観光へ。
まずはドゥオーモのあるミラノの中心部へ向かいました。
この日の主な観光
- ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(アーケード街)
- スカラ座(要予約・所要時間:約40分)
- ミラノの街歩き
- リナシェンテ(デパート)
- ドゥオーモ(要予約・所要時間:約1時間)
- スターバックス リザーブ ロースタリー(歴史建築内のカフェ)
- A SANTA LUCIA(イタリアンレストラン)

ドゥオーモ
ミラノの中心といえば、やはり壮大なゴシック建築のドゥオーモ。大聖堂の前に立つと、その大きさと細部まで施された装飾の美しさに圧倒されます。

ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガッレリア
ドゥオーモのすぐ隣には、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアがあり、プラダの本店をはじめとするブランドショップや、老舗のレストラン、カフェなどが並んでいます。

ミラノのピザランチ
アーケード内で早めのランチを楽しみ、その後の休憩もガッレリア内のカフェで過ごしました。
ドゥオーモ広場からガッレリアへ足を延ばすと、歴史ある建物と華やかなショップが並び、ミラノらしい洗練された雰囲気を感じることができます。
今回はドゥオーモにも入場し、約1時間かけて見学しました。

スカラ座
オペラの本拠地でもあるミラノスカラ座では、公演ではなく館内の見学を楽しみました。この日はシャンデリアを降ろして点検中。劇場では、次のシーズンに向けた準備が進められていました。
博物館には、名作を生みだしてきた巨匠プッチーニの胸像など、オペラにゆかりがある方々の胸像や肖像画がたくさん飾られていました。
ミラノを訪れたら、ぜひ時間をかけて見ておきたい場所のひとつです。
夕方からはガッレリア周辺を散策し、ディナーへ。

スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノ
ディナー前の休憩には、イタリアのスターバックス1号店で、かつて郵便局だった建物内にあるスターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノに入りました。
ミラノ到着初日から、ドゥオーモを中心に観光やショッピングを楽しみました。
3日目|ミラノ滞在・コモ湖日帰り
ミラノ中央駅から電車でコモ湖へ。
移動時間:約1時間。
この日の主な観光
- コモ湖
- ミラノの街歩き
- リナシェンテ(デパート)
- ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(アーケード街)

コモ湖
コモ・サン・ジョバンニ駅から湖畔までは、古い街並みを眺めながら徒歩約10分。
コモ湖は、美しい湖畔の景色で知られ、ハリウッドスターにも愛されている場所です。湖畔の町ラグリオには、ジョージ・クルーニーが所有することで知られるヴィラ・オレアンドラがあり、映画『オーシャンズ12』の撮影や、スターウォーズの映画の撮影にも使われました。
この日はベッラージョにも足を延ばす予定でしたが、船のチケットを購入するまで、炎天下の中約2時間並び、乗船時間に合わせて1時間待った末、その日の船がキャンセルになるというハプニングもありました。

コモ湖でアペリティーボ
ただ、景色と雰囲気は最高です。コモ湖でアペリティーボを楽しんだ後、電車でミラノへ戻り、夜は再びガッレリアでカフェやアペリティーボを楽しみました。
4日目|ミラノからヴェネツィアへ
ミラノ中央駅から高速鉄道フレッチャロッサでヴェネツィアへ。
ビジネスクラスを利用し、ゆったり過ごせる車内ではエスプレッソやサンドイッチ、クッキーなどのサービスも楽しみました。
この日は大規模工事の影響で通常とは異なる大回りするルートとなり、ボローニャで乗り換えました。
移動時間:約3時間30分。
ヴェネツィア到着後は、ヴァポレット(水上バス)で宿泊先のあるアカデミア地区へ。停車駅から宿泊先ホテル ナニ モチェニーゴ パレスまでは徒歩約5分。
移動時間:約30分。
この日の主な観光・体験
- サン・マルコ広場
- カフェ・フローリアン(老舗カフェ)
- ゴンドラ観光(予約推奨・所要時間:約1時間)
- ヴェネツィアの街歩き
- Ristorante da Raffaele(運河沿いのレストラン)

サン・マルコ広場にある老舗カフェ
ホテルで少し休んでから、街を歩きながらサン・マルコ広場へ向かいました。

ヴェネツィア
ディナーはゴンドラで通過した際気になった運河沿いのレストランへ。
ヴェネツィアらしい景色を眺めながら、街歩きとゴンドラを楽しんだ一日でした。
5日目|ヴェネツィア観光
ヴェネツィアを一日かけてゆっくり観光しました。
この日の主な観光
- サン・マルコ広場(ヴェネツィアの中心になる広場)
- サン・マルコ鐘楼(要予約・所要時間:約45分)
- カフェ・フローリアン(老舗カフェ)
- リアルト橋(ヴェネツィアを象徴する商店が軒を連ねる橋)
- SUSO(有名ジェラート店)
- サン・マルコ寺院(要予約・所要時間:約50分)
- 溜息の橋(囚人が投獄される前に最後に見れる景色)
- サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(所要時間:約20分)
- アカデミア美術館(予約推奨・所要時間:約40分)
- ヴェネツィアの街歩き
- ホテルディナー(要予約)

サン・マルコ寺院
サン・マルコ寺院の内部を埋め尽くす美しいモザイク画は圧巻。ひとつひとつ眺めているうちに、いつしかその荘厳な世界に引き込まれていきます。

鐘楼からの眺め
サン・マルコ鐘楼からは、ヴェネツィアの街並みを360度見渡すことができます。
暑さの厳しいヴェネツィアの夏でしたが、上まで登ると心地よい風が吹き抜け、眼下に広がる美しい景色に思わず見入ってしまいました。
今回の旅で訪れた場所の中でも、特に心に残った、お気に入りの場所のひとつです。
その後、水上バスでサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会やアカデミア美術館へ移動しました。
夕方はホテル周辺の運河沿いを散策し、最後はホテル内でディナーを楽しみました。
6日目|ヴェネツィアからフィレンツェへ
ホテル前の船着き場から、水上タクシーでヴェネツィア・サンタ・ルチア駅へ。
移動時間:約10分。
朝9時30分、快晴のヴェネツィア。水上もまだそれほど混雑しておらず、朝の澄んだ空気の中を水上タクシーで進みます。
運河から眺めるヴェネツィアの街並みは、歩いているときとはまた違った美しさがあり、旅の最後に、もう一度ヴェネツィアの美しい景色を楽しむことができました。
水上タクシーで駅へ向かう時間そのものが、ヴェネツィア最後の素晴らしい観光になりました。
ヴェネツィアの駅からは、高速鉄道フレッチャロッサでヴェネツィアからフィレンツェへ。
所要時間:約2時間10分。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からフィレンツェの中心部にある宿泊先ホテル カリマラ フィレンツェまではタクシーで所要時間:約10分。ホテルはイタリアらしいモダンでスタイリッシュなホテルでした。
この日の主な観光
- シニョリーア広場(ヴェッキオ宮殿前の広場)
- ヴェッキオ橋(ジュエリーショップが軒を連ねるフィレンツェ最古の橋)
- ウフィツィ美術館(要予約・所要時間:約2時間)

ホテルカリマラ
荷物を預けた後、フィレンツェの街を散策しました。
この旅で最も長い時間をかけて観光したのが、ウフィツィ美術館です。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や「プリマヴェーラ」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、ミケランジェロの「聖家族」など、誰もが知る巨匠たちの名画が数多く展示されています。

ウフィツィ美術館
中でも印象に残ったのが、メディチ家が収集した貴重な美術品を飾るトリブーナ。八角形の部屋で、入場するために長い列ができていました。
館内は見どころが多く、作品を一つひとつゆっくり鑑賞していると、あっという間に時間が過ぎていきます。今回は約2時間かけて、じっくりと美術館を鑑賞しました。
7日目|フィレンツェ観光
フィレンツェを一日かけてゆっくり観光しました。
この日の主な観光
- 花の聖母教会ドゥオーモ(要予約・所要時間:礼拝堂のみ約20分)
- ジョットの鐘楼(要予約・所要時間:約1時間)
- 新市場のロッジア(16世紀にたてられた屋根付き市場)
- ヴェッキオ橋(ジュエリーショップが軒を連ねるフィレンツェ最古の橋)
- ミケランジェロ広場(ヴェッキオ橋から徒歩移動時間:片道約20分、所要時間:約15分)
- メディチ・リッカルディ宮(予約推奨:所要時間:約30分)
- サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(世界最古の薬局、フレグランス類の販売)

ジョットの鐘楼から眺めるフィレンツェの街並み
414段の階段を上るのは想像以上に大変でしたが、頂上から眺めるフィレンツェの街並みとドゥオーモは、息をのむような美しさでした。大変な思いをして登ったからこそ、その景色はより心に残るものになりました。

ミケランジェロ広場からの眺め
その後、ドゥオーモやヴェッキオ橋周辺を歩き、ミケランジェロ広場へ。

メディチ家リッカルディ宮
午後はメディチ・リッカルディ宮を訪れ、フィレンツェの歴史を感じながら街を散策しました。
革製品の店やブランドショップが並ぶ通り、老舗カフェなどにも立ち寄り、最後は、世界最古の薬局で展開されるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のフレグランス売り場へ。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
フィレンツェの歴史や美術だけでなく、ショッピングやカフェも楽しんだ一日になりました。
8日目|フィレンツェからミラノへ
高速鉄道フレッチャロッサでフィレンツェからミラノへ。
所要時間:約2時間20分。
ミラノ到着後、この日の宿泊先ホテル、ハイアット セントリック ミラン チェントラーレへ荷物を置いて、最後のミラノ観光へ出かけました。
この日の主な観光・立ち寄り
- ブレラ地区(美術と文化の織りなす街)
- フィオーリ・キラーリ通り(活気あるレストランが集まる石畳の歩行者天国)
- ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(アーケード街)
- サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会「最後の晩餐」(要予約・スフォルツエスコ城のガイド案内も含め所要時間:約1時間半)
- スフォルツェスコ城(レオナルド・ダ・ヴィンチが建築に携わった城)

最後の晩餐
最後の晩餐を鑑賞した後、レオナルド・ダ・ヴィンチが建築に携わったと言われるスフォルツェスコ城へ。

スフォルツェスコ城
ミラノ最後の夜は、街を散策しながら夕食を楽しみました。

ミラノカツレツ
最後の夕食はミラノ名物のカツレツを選びました。衣はサクサクと香ばしく、最後のミラノの夜にぴったりの一皿でした。
9日目|ミラノから羽田へ
ホテルからミラノ・マルペンサ空港までタクシーで移動。
移動時間:約40分。
空港では免税手続き、出国手続き、搭乗ゲートまでいずれも混雑しており、あっという間に搭乗時間となりました。11時20分、ANAでミラノを出発。
機内泊、約12時間のフライト。

飛行機からの眺め
翌朝6時30分、定刻よりも早く羽田空港に到着。7泊10日のイタリア旅行を終えました。
2週間前に決めたイタリア旅行
今回の旅行は、秋旅の予定を繰り上げ、出発の2週間前に決まりました。実際は2週間もなかったかもしれません。
8月のお盆時期ということもあり、飛行機の座席はすでにほぼ埋まっていて、座席を自由に選べる状況ではありませんでした。
それでもANAのミラノ直行便を予約できたことが、旅行を決める大きなポイントになりました。
短い日程でイタリアを効率よく旅行するなら、乗り継ぎのない直行便はとても便利。今回は往復ANAを利用しました。
ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェを高速鉄道で移動

今回の都市間移動には、イタリアの高速鉄道「フレッチャロッサ」を利用しました。
全席指定席なので、乗車前に座席を確保しておく必要があります。
今回は出発直前の予約だったため、残席が少なく、希望する席を選べないこともありました。
同じフレッチャロッサでも座席のクラスによって車内の雰囲気や快適さには違いがあります。実際に利用してみると、ビジネスクラスのほうがゆったりとした印象でした。
今回の旅行では、
ミラノ2泊 → ヴェネツィア2泊 → フィレンツェ2泊 → ミラノ1泊
というルートで移動しました。
イタリアの都市間を効率よく移動するには、高速鉄道はとても便利だと感じました。
※フレッチャロッサの予約方法や座席、実際の乗車体験については、別記事で詳しくご紹介します。
8月のイタリアは想像以上に暑かった

イタリアンジェラート
今回訪れたのは8月の日本ではお盆の時期。
イタリア北部は日本より北に位置し、ミラノなどは北海道の最北端・稚内、南仏付近とほぼ同じ北緯45度付近に位置します。
イタリア旅行は冬の終わりや春にしか行った事がありませんでしたが、出発前暑いとは言っても、「日本より少し涼しいのでは」と軽く考えていましたが、ミラノは内陸部。実際に訪れてみると、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェのいずれもかなり暑く、東京と同じくらい、あるいはそれ以上に蒸し暑く感じる日もありました。
観光客も多く、8月のイタリアはまさにハイシーズン。夏休みの時期ということもあり、街中でビジネススーツ姿の人はほとんど見かけませんでした。
暑さのため、ミラノでも携帯扇風機を持ち歩いたり、帽子をかぶり、日傘をさしたりしている人もちらほら見かけました。
日陰が少なく日差しも強いので夏に観光するなら、日焼け止めや帽子、ラッシュガード、瞬間冷却パックなど、しっかりと暑さ対策をしておくのがおすすめです。
無理をせず、カフェなどで適度に休憩をとりながら観光することも大切だと感じました。
ミラノ|洗練された街並みとイタリアらしい華やかさ

ミラノの街並み
最初に訪れたのはミラノ。
今回の旅行ではミラノを拠点にコモ湖へも足を延ばしました。
ミラノは都市交通網が発達していて、地下鉄やトラムなどの公共交通機関を使って移動しやすい街です。
一方、タクシーについては、日本のように街中で簡単に流しのタクシーをつかまえられるわけではなく、観光客にとっては少し利用しにくいと感じる場面もありました。
ミラノ中央駅は多くの観光客で賑わっていますが、駅を出ると周辺の雰囲気は少し変わります。
ミラノの街の象徴といえば、やはり壮大なゴシック建築のドゥオーモ。その圧倒的な存在感に目を奪われます。
そのすぐ隣には、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアがあり、プラダの本店をはじめとするブランドショップや、老舗のレストラン、カフェなどが並んでいます。
イタリア料理を楽しんだり、夕方にお酒とおつまみなどを楽しむアペリティーボを味わったりと、ミラノらしい時間を過ごすことができました。
また、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会ではレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞し、スフォルツェスコ城も訪れました。
華やかさと歴史が共存するミラノは、今回訪れた3都市の中でも特に都会的な印象が残る街でした。
ヴェネツィア|街そのものが美しい「水の都」

ヴェネツィア
ミラノから高速鉄道でヴェネツィアへ。
ヴェネツィアは、駅に到着した瞬間から街の雰囲気が大きく変わります。
駅を出ると、目の前には水面に映る建物と、長い年月を重ねた歴史ある街並み。これまで訪れた街とはまったく違う、ヴェネツィアならではの美しい世界が広がっていました。
ホテルまでの移動には、ヴァポレット(水上バス)、水上タクシー、ゴンドラなど、いくつかの選択肢がありました。
今回はヴァポレットを利用し、ホテル近くの船着き場からはスーツケースを持って移動しました。石畳の道でしたが、比較的歩きやすく、ホテルまでは徒歩約5分。スーツケースを持っての移動も、特に不便は感じませんでした。
帰りはホテルの目の前に船着き場があったため、水上タクシーを利用。
実際に利用してみると、水上タクシーは荷物があるときにも便利で、ヴェネツィアならではの移動そのものも旅の楽しみのひとつでした。
サン・マルコ広場は多くの観光客で賑わっていましたが、サン・マルコ寺院や鐘楼など、歴史ある建物が並ぶ景色はとても印象的。
特に印象に残ったのが、サン・マルコ鐘楼からの眺めです。エレベーターで一気に上まで登ることができ、頂上からはヴェネツィアの街並みを360度見渡せます。
運河の向こうに広がるオレンジ色の屋根や、大小の島々、遠くまで続く青い海。どの方向を見てもヴェネツィアらしい景色が広がり、今回のイタリア旅行で見た景色の中でも、ここが一番好きな場所になりました。
ただ美しいだけではなく、ヴェネツィアという街を一望できる特別な場所。ここからの景色を見るためだけでも、鐘楼に上る価値があると感じました。
アカデミア美術館では、宗教をテーマにした絵画を数多く鑑賞。
何より印象に残ったのは、観光名所だけではなく、運河や橋、路地など、街そのものが美しいということでした。
フィレンツェ|ルネサンスの街を歩く

フィレンツェ
ヴェネツィアから高速鉄道でフィレンツェへ。
フィレンツェは今回訪れた3都市の中では比較的小さな街という印象で、ホテルの立地がよかったこともあり、主要な観光名所の多くを徒歩でめぐることができました。
フィレンツェのシンボルともいえるドゥオーモは、その大きさと美しさに圧倒されます。
ジョットの鐘楼にも登りましたが、エレベーターはなく、急な階段をひたすら上っていくため、8月の暑さの中ではなかなか大変でした。
それでも、上から眺めるドゥオーモの丸いクーポラとフィレンツェの街並みは素晴らしく、登った甲斐があったと感じました。
ヴェッキオ橋周辺にはジュエリーショップやお土産店が並び、歩いているだけでも楽しめます。
そしてフィレンツェ旅行で外せないのが美術館。
ウフィツィ美術館では、ボッティチェリの「プリマヴェーラ」をはじめ、数多くの名画を鑑賞しました。
メディチ・リッカルディ宮も、フィレンツェらしい歴史と雰囲気を感じられる場所でした。
3都市を効率よくめぐる7泊10日の旅
今回、ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェの3都市を7泊10日でめぐってみて感じたのは、高速鉄道は都市間の移動が比較的しやすい。3都市を組み合わせた旅程も十分可能ということでした。
今回のルートは、
ミラノ2泊 → ヴェネツィア2泊 → フィレンツェ2泊 → ミラノ1泊
ANAのミラノ直行便は、日本を夜に出発して、ミラノには朝に到着します。仕事や学校を終えてからそのまま空港へ向かい、到着したその日から予定を入れることもできるため、限られた休暇を有効に使いたい方にも便利ですし、現地に朝到着するということは、1泊分宿泊費用の支出をカットできるというメリットもあります。
帰国便もミラノを午前中に出発し、日本には翌朝到着。到着後もその日の予定を立てやすく、往復ともに時間を効率よく使えるのが直行便の大きなメリットだと感じました。
ミラノからヴェネツィア、ヴェネツィアからフィレンツェ、フィレンツェからミラノまでは、いずれも高速鉄道フレッチャロッサを利用しました。
都市間の移動時間は、約2時間~3時間半。午前中に移動すれば、到着後にランチを楽しんだり、午後から観光を始めたりすることもできます。
ただし、列車や船は、工事や天候などによって予定どおりに運行しないこともあります。今回もミラノからヴェネツィアへの移動では工事の影響で通常とは異なるルートとなり、コモ湖では船のキャンセルも経験しました。
そのため、移動日のスケジュールは詰め込みすぎず、遅延や欠航などを想定して、ある程度余裕を持たせておくことをおすすめします。
また、8月は非常に暑く、観光客も多い時期。特に美術館や鐘楼、ドゥオーモなど、訪れたい場所が決まっている場合は、事前予約が必要かどうかを確認し、予約できるものは早めに確保しておくことも大切だと感じました。
7泊10日という限られた日程でしたが、飛行機と高速鉄道を上手に組み合わせることで、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェという個性の異なる3都市を効率よく楽しむことができました。
ミラノはファッションやグルメ、都会的な街歩き。
ヴェネツィアは運河や歴史ある街並み。
フィレンツェは美術やルネサンスの歴史。
それぞれ異なる魅力があるからこそ、3都市を続けて訪れることで、イタリアの多彩な魅力をより深く感じることができました。
参考|この記事で利用したホテル
参考|海外航空券・ホテルの予約
航空券とホテルを別々に手配する方法のほか、航空券とホテルを自由に組み合わせて予約できるフリープランもあります。
▶ 航空券とホテルを自由に選べるフリープラン

旅行会社のツアーを利用する場合は、航空会社やホテルを自分で指定できるプランかどうかを、予約前に確認しておくことが大切です。
特に今回のように、ANAのミラノ直行便を利用したい場合や、宿泊するホテルにこだわりたい場合は、航空会社・ホテルの指定ができるプランを選ぶと、希望に近い旅程を組みやすくなります。
▶ ミラノ旅行のツアーを探す
航空券とホテルをそれぞれ手配する時間がない方や、旅程をまとめて予約したい方は、ツアーを利用するのもひとつの方法です。

この旅で訪れたミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェについては、観光スポットやグルメ、ホテル、交通など、実際に旅をしてわかったことを、それぞれ別の記事で詳しくご紹介していく予定です。
引き続き、イタリア旅行の記事もお楽しみいただけましたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

