イタリア旅行で最初に訪れたのは、洗練された街並みと歴史的な建築が魅力のミラノ。
今回の7泊10日のイタリア旅行では、旅のはじめにミラノに2泊し、ヴェネツィアとフィレンツェを巡ったあと、最後にもう1泊ミラノに滞在しました。
壮大なゴシック建築のドゥオーモやヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、スカラ座など、ミラノを代表する観光スポットを巡りながら、街歩きやショッピングも楽しみました。
また、ミラノからはコモ湖へ日帰りで足を延ばし、ヴェネツィアとフィレンツェを巡ったあとには、旅の最後にもう一度ミラノへ。
今回は、実際に訪れた観光スポットや街歩きの様子、予約しておいてよかったこと、反対に「こうしておけばよかった」と感じたことなど、実際の旅の体験をもとに、ミラノ観光のポイントや注意点をご紹介します。
▼ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェを巡った7泊10日のイタリア旅行全体の旅程や移動方法などについてはこちらの記事にまとめています。

まずは、今回のミラノ旅行を日程ごとに、実際の旅の流れに沿ってご紹介します。
ミラノ観光の日程表
ミラノには、旅のはじめに2泊、最後にもう1泊滞在しました。
コモ湖への日帰りや、ヴェネツィア・フィレンツェを巡ったあとの再訪も含め、複数日にわたってミラノを観光しています。
まずは、今回訪れた場所を日程ごとにまとめます。
| 日程 | エリア・スポット | 内容 |
|---|---|---|
| ミラノ1日目 | マルペンサ空港 → ミラノ中央駅 | 空港バスでミラノ市内へ |
| ミラノ中央駅 → ホテル | 徒歩でホテルへ | |
| ドゥオーモ | 大聖堂・屋上テラス観光/要予約 | |
| ガッレリア | アーケード街を散策 | |
| スカラ座 | 館内見学 | |
| リナシェンテ | ショッピング | |
| ミラノ2日目 | ミラノ中央駅 → コモ湖 | 電車で日帰り |
| コモ湖 | 湖畔の街歩き | |
| ミラノ | ガッレリアでアペリティーボ | |
| ミラノ3日目 | ミラノ中央駅 | 電車までの時間に散策・ショッピング |
| ミラノ → ヴェネツィア | 列車で移動 | |
| ― | ヴェネツィア・フィレンツェ | 3都市をめぐる |
| ミラノ最終日 | フィレンツェ → ミラノ | 列車で移動 |
| ブレラ地区・フィオーリ・キラーリ通り | 街歩き | |
| 最後の晩餐・スフォルツェスコ城 | 要予約 | |
| 帰国日 | ミラノ市内 → マルペンサ空港 | タクシーで空港へ |
※ミラノ中央駅のフードコートやグルメ、ガッレリアでのアペリティーボなど、食事については別記事で詳しくご紹介します。
ミラノ1日目|ミラノ到着後に街歩き
マルペンサ空港に到着したら、まずは空港バスでミラノ中央駅へ向かいました。
今回は事前予約をせず、空港でチケットを購入して乗車。
飛行機は朝早く到着するので、午前中からアクティブに行動ができます。
ミラノ中央駅を起点に、ドゥオーモやガッレリアなど、ミラノを代表するスポットを巡りながら街歩きを楽しみました。
初めて訪れるミラノなら、まずは定番の観光スポットを歩いてみるのがおすすめです。歴史ある建物と洗練されたショップが並ぶ街並みは、歩いているだけでもミラノらしい雰囲気を楽しめます。
カフェやレストランで、夕食前にお酒と軽いおつまみを楽しむ「アペリティーボ」も、ミラノならではの楽しみのひとつ。街歩きの途中に立ち寄って、気軽に楽しむのもおすすめです。
マルペンサ空港からミラノ中央駅へ
移動時間:約1時間

朝のミラノ中央駅
マルペンサ空港T1ターミナルからミラノ中央駅へは、プルマン(空港バス)を利用しました。移動時間は約1時間。
今回は事前に予約をせず、空港に到着してからチケットを購入。飛行機の到着後、そのままミラノ中央駅へ向かいました。
空港出口付近に電車とバスのチケット売り場があり、どちらも列に並ぶこともなく、スムーズにチケットを買うことができます。
交通手段や料金などについての詳細は、別記事で詳しくご紹介します。
ミラノ観光は徒歩と地下鉄が便利|タクシーは少し戸惑いました

ミラノの地下鉄
ミラノの駅に着いて、まず戸惑ったのがタクシーでした。
タクシー乗り場は見つけにくく、正規のタクシーかそうでないかも分かりにくい。流しのタクシーらしき車も通りませんが、ミラノ中心部は思っていたよりコンパクトで、主要な観光スポットは「徒歩+地下鉄」で巡りやすい街だと感じました。
ミラノ中央駅からホテルへ|到着日はアーリーチェックイン
移動時間:徒歩約6分

ハイアット・セントリック・ミラン・チェントラーレ
マルペンサ空港からミラノ中央駅へ到着したあとは、スーツケースを持ってそのまま宿泊先のハイアット・セントリック・ミラン・チェントラーレ へ向かいました。足元は石畳ですが距離も近く、さほど気になりません。駅から近く、荷物を持っての移動にも便利な立地です。
ビジネス利用の宿泊客も多いホテルですが、ハイアット系列という安心感があり、セキュリティーの面でも心強く感じました。館内はイタリアらしいモダンなインテリアが印象的で、スタイリッシュな雰囲気です。
この日はチェックイン前の朝9時30分ごろにホテルへ到着。まだ早い時間だったため、通常のチェックイン時間にはかなり早かったのですが、スタッフの方が部屋を探してくださり、アーリーチェックインをすることができました。
部屋で荷ほどきをしたり、少し休んだりする時間が取れたので、長時間のフライト後にはとても助かりました。
スタッフの方々も親切で、到着したばかりの私たちを温かく迎えてくださったのが印象に残っています。
▶ ハイアット・セントリック・ミラン・チェントラーレの宿泊料金・空室をチェック
ホテルについては、客室や館内の様子を別記事で詳しくご紹介します。
ドゥオーモの見どころ|ミラノを象徴する壮大なゴシック建築
要予約
所要時間:約1時間

ドゥオーモ
約500年もの年月をかけて造られたミラノのドゥオーモは、イタリアを代表する壮大なゴシック建築。白く輝く外観には、135本の尖塔と約3,500体もの聖人の彫刻が施され、間近で見るその大きさと、繊細でありながらゴツゴツとした複雑な装飾に圧倒されます。
なかでも印象的なのが、ドゥオーモ中央の最も高い塔に立つ黄金のマリア像。ミラノの街を見守るようにそびえ立ち、屋上テラスから間近に見ることができます。
大聖堂の内部に入ると、高い天井と美しいステンドグラスが目を引きます。さらに、上部が尖った形状の天井アーチも、12世紀以降のヨーロッパで発展したゴシック建築を象徴する特徴の一つ。
外観だけでなく、内部や屋上まで見学することで、ドゥオーモの繊細さと力強さを感じることができました。
ドゥオーモの屋上テラスへ|エレベーターがおすすめ

ドゥオーモの屋上テラス
ドゥオーモはコースによって入口が分かれているため、初めて訪れると少し分かりにくく感じるかもしれません。
私たちはポータルサイトからの予約でしたので、指示どおり、ドゥオーモのそばに建つ別棟のインフォメーションセンターで受付をし、日本語の音声ガイドを受け取ってから、エレベーターのある北側の入口へ向かいました。
入口にはスタッフがいましたが、人の流れはスムーズで、ファストトラックパスではありませんでしたが、待つことなくエレベーターへ。屋上テラスまでもスムーズに進むことができました。
屋上テラスへは、エレベーターを利用するコースと、250段の階段を上るコースがあります。今回はエレベーターを利用しました。
ただし、エレベーターを利用した場合でも、下りは特別な理由がない限り階段です。また、屋上テラスは1階と2階に分かれていて、テラス2階へ上がる際も階段を利用します。
それでも、夏の暑い時期だったこともあり、行きはエレベーターを選んでよかったと感じました。
16時30分なら夕方で少し涼しくなっているかと思っていましたが、屋上テラスは日差しを遮る場所が少なく、太陽が照りつけるような暑さ。夏に訪れる場合は、暑さ対策をしておくことをおすすめします。
ドゥオーモのチケット|コース内容要確認、早めに予約を
チケットの予約は訪問の1週間前になってしまい、公式サイトのチケットは既に完売しており、ポータルサイトから、大聖堂とドゥオーモの屋上テラス入場券(エレベーター利用、音声ガイド付き)を予約しました。
飛行機の到着時間やミラノ市内までの移動時間を考えると、できるだけ余裕を持った時間帯にしたかったのですが、空いていたのはこの日の朝早い時間帯と16時30分のみでした。
16時30分に予約をして、結果的には、到着後にホテルへ立ち寄って休憩をしたり、ガッレリアでランチをしたり、ミラノ観光をしてから向かうにも、ちょうどよい時間でした。
ドゥオーモのチケットは、「ファストトラックで入場」、「大聖堂」「屋上テラス」「エレベーターor階段」「博物館の見学」などを組み合わせた、いくつかの種類があります。屋上テラスもエレベーター利用か階段利用かで分かれているため、予約時には内容をよく確認することが大切です。
私は最初、屋上テラスを階段で上るチケットを予約してしまい、あとからエレベーター付きではないことに気づき、チケットは前日までキャンセルできたので慌てて変更しました。
日本語音声ガイドを利用してみて
今回は、エレベーターで屋上テラスへ上がるコースに加えて、日本語の音声ガイドを利用しました。
※利用時にはパスポートを返却まで預ける必要があります。
ドゥオーモを詳しく知ることができるので便利なのですが、実際には情報量がかなり多く、屋上はとても暑かったこともあり、すべてを聞きながら見学するのは少し難しく感じました。
屋上では、まず美しい景色やドゥオーモの建築を楽しみ、音声ガイドは無理のない範囲で利用するくらいがちょうどよいかもしれません。
ドゥオーモ見学の服装・持ち物に注意
ドゥオーモに限らず教会の入場にはドレスコードがあります。
サンダルやノースリーブ、短パンなど、肌の露出が多い服装は避ける必要があります。また、館内では飲食が禁止されており、リュックなど大きな荷物も持ち込めないため注意が必要です。
ドゥオーモ広場では、肌を隠すために利用できるスカーフが売られていて、それをまとっている方もちらほら見かけました。
観光だけでなく、宗教施設としても大切にされている場所なので、訪れる際は服装や持ち物をあらかじめ確認しておくと安心です。
ミサの時間には美しい讃美歌が響いて

ドゥオーモ
私が屋上テラスから降りてきたとき、ちょうどミサが始まり、聖堂と通路の間には衝立が設けられ、聖堂の中を間近で見ることはできませんでしたが、遠くから少し様子を見ることができました。オルガンの音と美しい讃美歌が聞こえてきてとても素晴らしいひとときでした。
※ミサが行われている時間帯は、観光目的での聖堂内の見学が制限される場合があります。
聖堂内を彩る繊細な細工のステンドグラスも美しく、ぜひ見ていただきたい見どころのひとつです。
観光で訪れた私たちにとっても、ミラノのドゥオーモが今も大切な祈りの場であることを感じる、印象に残るひとときでした。
美しいガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のアーケードを歩く

ヴィットーリオ・エマニエル2世のガッレリア
ドゥオーモを訪れたら、ぜひ歩いてみたいのが、隣接するヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアです。
ドゥオーモ広場からそのまま入ることができ、ガラス張りの高い天井と美しい装飾が印象的。大理石の床やアーチが連なる空間は、ショッピングアーケードでありながら、まるで美術館のような華やかさがあります。

ガッレリアのピザやパスタ
ガッレリアには、歴史あるカフェやレストラン、世界的なブランドのショップが並び、歩いているだけでもミラノらしい洗練された雰囲気を感じられます。
中央の床に描かれた牡牛のモザイクも、ガッレリアの名物のひとつ。牡牛のモザイクに踵を乗せてくるりと回ると、願いが叶うという言い伝えがあります。私たちが訪れたときも、中央で楽しそうにくるりと回る子どもたちの姿を見かけました。
ドゥオーモからスカラ座へ向かう途中にも通ることができるので、ミラノ観光ではぜひゆっくり歩いてほしい場所です。

老舗カフェでアペリティーボ
そして今回の旅では、ガッレリアは観光だけでなく、アペリティーボを楽しむ場所としても印象に残りました。
こちらは「ミラノのグルメ」の記事で、実際にいただいたアペリティーボについて詳しくご紹介します。
スカラ座を見学|オペラの本場で感じる歴史と格式
所要時間:約40分

スカラ座
オペラの本場ミラノを代表する劇場、スカラ座。今回は公演ではなく、内部を見学しました。
見学は予約もできますが、私たちは予約せずに窓口でチケットを買いました。
劇場内に入ると、鮮やかな赤い布張りの壁と白を基調とした内装、その間を彩る金色の装飾が目に入り、華やかでありながら重厚感のある空間が広がっています。
この日は、次の公演に向けて大きなシャンデリアが降ろされ、メンテナンス中。いつもの姿を見ることができなかったのは少し残念でしたが、4階のボックス席から眺める劇場は圧巻でした。

プッチーニ の胸像
劇場内には、これまでスカラ座の歴史に携わってきた人物の肖像画や半身像が数多く飾られています。

スカラ座で公演された演目のポスター
また、過去に開催された公演のポスターなども展示されていて、長い歴史を持つスカラ座の歩みを感じることができました。
華やかな劇場そのものだけでなく、長い年月をかけて築かれてきたオペラの歴史に触れられるのも、スカラ座見学の魅力だと感じました。
リナシャンテ|お土産探しにも便利なミラノのデパート

リナシャンテ(デパート)
ドゥオーモやガッレリアに隣接する、ミラノの老舗デパートリナシャンテ。ファッションからコスメ、食品までさまざまなものが一つの建物に集まっているので、観光の途中に立ち寄りやすく、効率よくショッピングを楽しめます。
特に便利だったのが、トイレのあるフロアにパスタやオリーブオイル、チョコレートなど、イタリアらしい食品やお土産がまとめて並んでいたこと。お土産を探すのにも便利で、短時間でも効率よく買い物ができました。
最上階のカフェのテラスからは、隣接するドゥオーモを間近に眺めることができます。ショッピングの合間に立ち寄るのもおすすめです。
また、70.01ユーロ以上の買い物はタックスフリーの対象になります。店内で手続きをする際にはパスポートが必要なので、忘れずに持参しましょう。空港での手続きも忘れずに。
歴史建築の中にあるスターバックス・リザーブ・ロースタリー ミラノ

スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノ
ミラノを訪れたら立ち寄ってみたかったのが、スターバックス・リザーブ・ロースタリー ミラノ。イタリアに初めてオープンしたスターバックスで、かつて郵便局として使われていた歴史ある建物を利用しています。
場所はガッレリアからも近く、ユニクロのすぐそば。ミラノの街中で、日本のユニクロがこれほど大きな店舗を構えていることにも、少し驚きました。

スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノ
店内に入ると、まず目に入るのが大きな焙煎機。高い天井と歴史を感じる建物の雰囲気に、イタリアらしいモダンな色使いが加わり、一般的なスターバックスとはひと味違った空間になっています。
店内はとても活気があり、多くの人で賑わっていました。通常の席は混み合っていて、空いている席を見つけるのはなかなか難しいほど。

スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノ
私たちは2階のチャージ席を利用しました。こちらは有料ですが、通常の席よりも入りやすく、ゆっくり過ごしたい場合には便利です。
歴史ある建物とスターバックスらしい現代的な雰囲気が融合した、ミラノならではのスターバックス。コーヒーを楽しむだけでなく、店内の雰囲気や建築を見に訪れるのもおすすめです。
ミラノ2日目|コモ湖へ日帰り
電車移動時間:約1時間

コモ湖
ミラノ2日目は、ミラノ中央駅から電車でコモ湖へ日帰りしました。
コモ湖は、最も深い場所で約410mにもなるヨーロッパ有数の深さを誇る湖。湖畔には美しい街並みが広がり、世界的な著名人の別荘があることでも知られています。ジョージ・クルーニーの別荘があることでも有名です。
また、映画のロケ地としても知られ、『オーシャンズ12』『007 カジノ・ロワイヤル』『スター・ウォーズ エピソード2』など、数々の作品にコモ湖周辺の景色が登場しています。
ミラノ中央駅からコモまでは電車で約1時間

コモ湖
ミラノ中央駅からコモまでは電車で約1時間。古い街並みを眺めながら駅から湖畔までは徒歩約10分ほどでした。
湖畔を歩いていると、ミラノとはまた違ったゆったりとした空気が感じられ、電車に揺られて訪れる小旅行そのものも楽しい時間でした。
ベッラージョへ行く予定が…船のチケットで思わぬハプニング

コモ湖
この日は、コモ湖から船に乗ってベッラージョまで足を延ばす予定でした。
ところが、船のチケットを購入するために、炎天下の中で約2時間並ぶことに。さらに船の到着を待つこと約1時間。ようやく待った末に、その日の船全てがキャンセルになるという思わぬハプニングがありました。
結局、今回はベッラージョへ行くことができませんでした。
今振り返ると、もう少し早く到着しておけばよかったと少し後悔しています。2時間前に出た、1本前の船で行けていればベッラージョを楽しむことができたはずです。
ただ、待ち時間、街並みを散策したり、カフェやレストランでゆっくり休憩できた時間はとても素晴らしかったです。
私たちが利用した際には、コモ湖からベッラージョにいく船の事前予約や優先パスはありませんでした。それは張り紙にも書いてありましたし、係の方もそのようにおっしゃっていました。
9時40分の時点で湖畔のチケット売り場は長蛇の列でしたので、もっと早い時間帯に到着できると良かったかもしれません。
また、長蛇の列に並んでいる間も呼び込みの人が来ていましたが、ベッラージョ行きの船は、高額になりそうですが、個人が運営しているものもあるようです。バスでコモ湖へ行くという方法もあるので別の選択肢がないわけではないことも頭の片隅にいれておいてください。

コモ湖のカフェ
コモ湖の山岳ケーブルカーもきっと素敵なのだろうと思いながら。待ち疲れた私たちはそんな気力もなく、コモ湖では湖畔でアペリティーボを楽しみ、その後電車でミラノへ戻りました。
ミラノ最終日|街歩きとサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会の壁画「最後の晩餐」

フレッチャロッサ
ヴェネツィア・フィレンツェをめぐって再びミラノへ
ミラノを出発してヴェネツィア、フィレンツェを巡ったあと、旅の最後にもう一度ミラノへ戻りました。
今回のイタリア旅行では、ミラノだけでなく、ヴェネツィア、フィレンツェへも足を延ばしました。それぞれ街の雰囲気が大きく異なり、3都市を巡ることで、イタリアのさまざまな魅力を楽しむことができました。
※ヴェネツィア・フィレンツェについては、それぞれ別記事で詳しく紹介します。
ミラノでは、旅の最初と最後に同じホテルに宿泊しました。ミラノ中央駅から徒歩圏内という立地が、今回のようにコモ湖やヴェネツィア、フィレンツェへ移動する旅にはとても便利でした。
最後のミラノでは、初日に訪れたドゥオーモ周辺とは少し違ったエリアを歩き、ブレラ地区やフィオーリ・キラーリ通り、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会、ドミニコ会修道院の食堂の壁に描かれた最後の晩餐などを訪れました。
ミラノのトラムと地下鉄で街歩き|イータリーとカルフールでお土産探し
旅の最終日は、イタリアのお土産を探すため、まずイータリーへ向かいました。
ホテルからはトラムに乗り、車窓からミラノの街並みを眺めながら移動。ミラノでは地下鉄も何度か利用しましたが、この日はトラムにも乗ってみました。
ミラノのトラムには、昔ながらのレトロな車両と、スタイリッシュな最新型の車両があります。今回はレトロな車両に乗り、ミラノらしい街並みを眺めながら移動しました。
そして、イータリーに到着してみると……なんとお休み。
オリーブオイルやパスタなど、お土産にしたいものを楽しみにしていたので残念でした。
そこで、少し歩いた先にあるカルフールへ向かってみましたが、こちらもお休み。
この日は8月だったため、通常の営業時間とは異なっていたようです。Googleマップではどちらも「営業中」と表示されていましたが、実際には休業していました。
8月にミラノを訪れる場合は、Googleマップの営業時間だけを頼りにせず、公式サイトなどで最新の営業状況を確認してから向かうことをおすすめします。
結局、お土産はミラノ・マルペンサ空港で購入しました。
空港にはイータリーの商品も販売されていて、イータリーのロゴが入った商品もたくさん並んでいました。街中のイータリーには立ち寄れませんでしたが、最後に空港でお土産を購入することができました。
そして、予定していたお土産探しができなかったことで、ここから思いがけずブレラ地区へ歩いて行くことになります。
ブレラ地区を歩く|ブレラ美術館は今回は見送って

芸術と文化の街ブレラ地区
お土産探しの予定を変更して街を歩いているうちに、芸術と文化の街として知られるブレラ地区まで足を延ばしました。
せっかくなのでブレラ美術館にも入ってみようと思ったのですが、入口には長い列ができていました。ただ、当日券を購入すれば鑑賞できそうな様子。
けれど、この日は夏の暑さがかなり厳しく、すでにたくさん歩いていたことに加え、このあと予約していた最後の晩餐までの時間も気になっていました。
どこかでゆっくり休憩したい気持ちもあり、せっかくなら素敵なお土産も見つけたい。
いろいろ考えた結果、今回はブレラ美術館の見学は見送ることにしました。
その代わり、ブレラの街並みをゆっくり歩いていると、フィオーリ・キラーリ通りという素敵な通りに出会いました。
フィオーリ・キラーリ通りへ|思いがけず見つけたお気に入りの場所

活気ある歩行者天国 フィオーリ・キラーリ通り
石畳の歩行者天国にレストランやカフェが並び、明るく活気のある雰囲気がとても印象的。歩いているだけでも楽しく、途中でジェラートを食べながらひと休みしました。

活気ある歩行者天国 フィオーリ・キラーリ通り
この通りがすっかり気に入り、「夜はここに戻ってきて食事をしよう」と決めました。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会|レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」
ツアー所要時間:約2時間
(※最後の晩餐の鑑賞可能時間は15分)

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
ミラノでぜひ訪れたかったのが、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院にある、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です。この教会と修道院は、「最後の晩餐」を含む世界遺産として登録されています。

最後の晩餐
今回は直前に予約をしたため、公式サイトのチケットはすでに完売。スフォルツェスコ城とサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会の壁画 最後の晩餐を巡るセットツアーを予約して訪れました。

スフォルツェスコ城
公式チケットは4か月前から予約が開始されます。8月の時点ですでに12月まで満席(情報は常に変動しています)。確実に見学したい場合は、できるだけ早めの予約がおすすめです。

スフォルツェスコ城
キャンセルなどで空きが出ることもあるため、公式サイトをこまめにチェックする方法もありますが、希望日時に合わせて人数分のチケットを確保するのはかなり難しい印象です。直前予約なら、ツアーを利用するのもひとつの方法だと思います。ツアーでさえもこのツアーだけしか残っておらず、他の選択肢はほぼありませんでした。
ただし、ツアーを予約する際には、最後の晩餐以外にどこまで見学できるプランなのかを必ず確認しておくことをおすすめします。
今回参加したツアーには、最後の晩餐の見学は含まれていましたが、教会内部の見学時間は含まれていませんでした。教会内部は無料で見学できます。
私たちは集合時間の40分ほど前に到着していたので、事前に確認しておけば教会内部も見学できたのですが、今回はそのまま最後の晩餐を鑑賞し、徒歩約15分でスフォルツェスコ城へ向かい、そのまま見学しました。
最後の晩餐だけでなく、教会内部も見学したい場合は、ツアーの内容と集合時間を事前に確認しておくと安心です。

ミラノの街並み
待ち時間に教会の周りを散策しました。周辺の建物がとても素敵でした。
最終日の夜|お気に入りのフィオーリ・キラーリ通りへ

ミラノカツレツ
見学を終えたあとは、再びお気に入りのフィオーリ・キラーリ通りへ。
昼間とはまた違い、夜になるとレストランの明かりが灯り、さらに活気のある雰囲気に変わっていました。
この日は、通りの雰囲気を楽しみながら夕食をいただきました。料理やサービスは期待していたほどではなく、最後にはチップを求められる場面も。料理の支払いはカードでできましたが、チップは現金でと言われ、少し戸惑いました。
昼間に偶然見つけたお気に入りの通りに、夜もう一度戻って食事をする。予定どおりにいかなかったお土産探しから始まった最終日でしたが、結果的には、街を歩いたからこそ出会えた場所で旅の最後の夜を過ごすことができました。
レストランはともかく、この通りの雰囲気はとても気に入ったので、次にミラノを訪れることがあれば、またぜひ足を運びたいと思います。
ミラノからマルペンサ空港へ|タクシー
移動時間約40分

ミラノ・マルペンサ国際空港
帰国日は、ホテルからタクシーを呼んでもらい、ミラノ市内からマルペンサ空港へ向かいました。
行きは空港バス、帰りはタクシーと、往復で異なる交通手段を利用したので、それぞれの便利さを実際に比較することができました。
ホテルからマルペンサ空港までは、約40分。重厚感のあるメルセデス・ベンツで乗り心地もよく、ドライバーの方も運転が上手で、とても感じのよい方でした。
11時発のフライトだったため、ホテルには8時にタクシーを呼んでもらいました。空港には余裕を持って到着でき、時間的にはちょうどよかったのですが、マルペンサ空港は免税店が充実していて、ショッピングも楽しめます。
もう少しゆっくりお買い物を楽しみたい場合は、7時頃にホテルを出発してもよかったかなと思いました。
ミラノ市内からマルペンサ空港までは、タクシー料金が定額114ユーロと案内されています。
今回、ホテルから呼んでもらったタクシーの支払いは120ユーロでした。チップは別途です。
定額料金との差額が6ユーロありましたが、今回の利用ではその内訳について確認できませんでした。ホテルからタクシーを手配する場合は、乗車前に料金を確認しておくと安心だと思います。
ちなみに、私はAmexを利用していませんが、今回利用したタクシーでは、支払い時にアメリカン・エキスプレス(Amex)は利用できないと伝えられました。
ヨーロッパ旅行では、Amexが使えない場面に備えて、VisaやMastercardなど、別のクレジットカードも用意しておくと安心です。
歴史と美しい街並みに出会う、ミラノの旅

ガッレリア
今回のミラノ旅行では、ドゥオーモやガッレリア、スカラ座など、歴史を感じる建物を実際に歩いて巡ることができました。
なかでも、世界遺産に登録されているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会で最後の晩餐を鑑賞できたことや、ミラノを象徴するドゥオーモを実際に目にできたことは、今回の旅の大きな思い出です。
ミラノは、歴史ある建築と洗練されたショップが並ぶ一方で、地下鉄や徒歩で観光しやすく、街歩きを楽しみやすいのも魅力でした。
また、ミラノでは観光だけでなく、レストランやカフェで楽しんだ食事も印象に残りました。
今回訪れたレストランやカフェ、ガッレリアで楽しんだアペリティーボなど、ミラノで味わった食については、別記事で詳しくご紹介します。

ミラノの老舗カフェ
観光名所を巡るだけでなく、街を歩き、食を楽しみ、少し足を延ばしてコモ湖へも訪れた今回のミラノ旅行。実際に歩いてみて、歴史と芸術、そして現代的な洗練がひとつの街の中に共存していることが、ミラノの大きな魅力だと感じました。
今回のイタリア旅行では、このあとヴェネツィア、フィレンツェへと移動しました。
▶ 北イタリア3都市旅行|ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェをめぐる7泊10日の旅の記事はこちら

